第八号議案:日本経団連会長は「財界人」か?

昨今の、会社(企業)は誰のものか?と言うことに関連し、会社は株主(出資者)のものである、と言うあたりまえの答えがやっと共通認識となって来ました。
ところが、日本経団連をはじめとする、企業経営者の集まりのことをマスコミは未だ「財界」と表現しています。
企業経営者には、創業者一族を始めとする大株主兼経営者と、職人的経営者の二つがあります。
今はこれを区別することなく、企業経営者=(所有者的な旧来の考え方から)財界人と呼んでいます。
出資者からの出資金、企業活動上の資金を混同しているのではないでしょうか?


現在の日本経団連会長をはじめ、メンバーの殆どは雇われ経営者であり、資本家では無く私は財界人ではない、と考えます。(アンタに財無いじゃん)
この雇われ経営者(集団)を指す言葉として適切な用語はありますでしょうか?


適切な日本語に無いかもしれないので、この辺の区別がはっきりしている欧米の例でも聞いてみましょうか。



私の考えを「サラリーマン金太郎」に例えて言うならば、
サラリーマン=矢島金太郎、
財界=財界人=資産家=実業家=大和守之助、中村加代、前野久美、大和龍之介(大分相続しただろうから)
職業経営者=サラリーマン経営者=大島源造、黒川優作、伊郷龍蔵、水木衛 <−質問の対象


でも財界人の会合に、中村加代や尾上某ばかりってのもなぁ。(笑




ところで一応、Yahooで調べてみると
【財界】
大辞泉:大企業を中心とした実業家が構成している社会。経済界。「―の大立物」「―人」
大辞林:政治・経済に影響力をもつ資本家・経営者の世界。政界に対する意味での経済界。
【経済界】
大辞泉:売買取引などの経済活動が盛んに行われる社会の分野。特に、実業家の社会。財界。
大辞林:実業家や金融業者の社会。財界。
【実業家】
商業・工業・金融業など、経済的事業を営む人。
商業や工業など、生産・経済に関係した事業を営む人。


昔習ったな。
【ギルド】
大辞泉:中世ヨーロッパの都市で発達した商工業者の独占的、排他的な同業者組合。商人ギルドは一一世紀に、手工業ギルドは一二世紀に成立。一三〜一四世紀には各都市の政治・経済を支配したが、一六世紀以降衰退。
大辞林:中世ヨーロッパの都市に行われた特権的同業者組合。一一世紀に商業ギルドが成立、一二世紀に手工業者による業種別の同職ギルドが派生。都市統治の実権も握ったが近代産業の成立とともに衰退。



日本経団連を「財界」、会長を「財界人」と呼ぶのに私は抵抗感があります。(ホリエモン騒動後、特に)適切な日本語を提示してください。所有と執行が明確に分かれている、欧米での用語と日本語訳も歓迎。NGワードは、経済界(人)、実業家、ギルド。もう少し詳しい中身:http://d.hatena.ne.jp/hikidasi/20050603